現地ブログ
シロアリ対策の季節です。
2024.05.24
シロアリが活動的になる雨の季節となりました。
こんにちは。
山形市の注文住宅・飯野建築の飯野です😀
住宅の天敵、シロアリ。
住宅の木の柱はもちろん、コンクリートですらボロボロになる事があるほどの顎を持っています。
今日はそんなシロアリに関するお話です。
1.シロアリ予防は5年更新
近年は新築を建てる際にシロアリ予防の薬剤で土台が保護されていますが、その効力は5年ほど。
新築から5年が経ったという家主様は、屋根の塗り替え等と同じように、お近くの工務店に相談なさって薬剤の塗り替えを依頼された方が良いでしょう。
2.シロアリが好むもの
基本的に、山形に生息しているのは「ヤマトシロアリ」です。
この種類のシロアリは、柔らかく湿った木材を特に好みます。
湿度の高い床下に被害が出やすく、特に風呂場・洗面所等の水回りの床などに亀裂があると、そこから水分が流れ込んでしまい、シロアリが繁殖しやすくなります。
それと理屈は同じで、雨漏りが発生している箇所にも住み着くので、雨漏りがあった際はシロアリ対策も念頭に置いた方がいいでしょう。
また、地域的にシロアリが巣食いやすい場所もあります。
昔は沼地や田んぼだった地域、水はけの悪い地域などです。
間が悪ければ基礎がボロボロになった住宅群が軒並み崩れることもありますし、近年は積雪が少ないとはいえ、雪国山形では一階部分だけ潰れるニュースもありますので、気にかけた方がいいです。
3.シロアリは冬眠しない
シロアリが活発に活動するのは気温12度~30度。
しかしこれはあくまで「活発に活動する」温度。
6度を下回ると活動は鈍るものの、停止することはありません。
近年は高断熱の住宅が多くなっている為、シロアリが活動しやすくなる気温も保たれやすくなっています。
人間にとって快適な温度は、他の生き物にとっても同じということですね。
4.何故木材をボロボロにするのか?
簡単に言えば、外的が入ってこれない場所だからです。
シロアリの天敵はクロアリ・カエル・燕・トカゲなど。
これらが入り込めない住宅の土台の中を巣にしています。
基礎やポーチの隙間、玄関タイルの隙間など、小さな隙間から入り込みます。
5.シロアリ被害の合図
主に床下に居るため、シロアリを見かけることはまずありません。
ですが、もし床がきしむようになったり、ドアの立て付けが悪くなったりしたのなら、それはシロアリが原因かもしれません。
そういった違和感がありましたら、お早めに駆除業者に相談しましょう。
6.最後に
住宅を長く住み心地良く保たせるために、シロアリは無視できない存在です。
他項目でもお話ししましたが、予防の更新や駆除はしっかりしましょう。
場合によっては命に係わることでもあります。
飯野建築でももちろん請け負っておりますが、迅速に相談・対応なさる工務店さんがお近くにありましたら、そちらにまずお声がけしてみてくださいね。
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