現地ブログ
住まいStudioに行ってきました！
2024.07.18
こんにちは、山形市の工務店の飯野建築です！
東京都新宿区にあるLIXIL 住まいStudioにお客様と一緒に行ってきました。
この施設は断熱性能を実際に体感できるところで
昔の家・今の家・これからの家の3パターンの断熱材で作った部屋を再現して
外部を冷房機で-0℃にしています。
外部にもちゃんと外壁と窓を設置していてLIXILさんの本気を感じました（笑）
昔の家は断熱材がグラスウール50mmで窓がアルミ枠・換気が3種換気（壁に直接穴を開けて換気扇を回すタイプです。）でした。
部屋に入って感じたのは、足元がスーッとしてスリッパ無しではとてもずっとは立って居られないほど寒かったです。隣の部屋とトイレまで再現されていて特にトイレが寒くて用を足すには暖房がないとキツイと思いました。
その後サーモグラフで部屋の温度を視覚的に見せていただいたのですが、窓と床と換気部分が特に青色で部屋の上部との温度差が一目瞭然でした。私の体の温度も下半身が冷えているのがわかります。
次は今の家に入りました。グラスウール100mm・複合樹脂窓（引き違い窓）・3種換気でした。昔の家よりは暖かったのですが隣の部屋とトイレが扉が閉まっているので暖房がメインの部屋のエアコンから届いていなくて温度差を感じました。あと、メインの部屋の3種換気の近くの部屋の隅っこがサーモグラフで見ても寒くなっていました。
この仕様は今でも新築で多く採用されている断熱材と換気システムです。
来年から断熱材の性能基準が義務化されるのですがそれを満たしているだけでは
快適とは言えなさそうです。
最後にこれからの家に入りました。硬質ウレタン100mm・複合樹脂窓（気密窓・断熱性能の高いTWグレード）・1種換気（全熱交換器で90%内部の熱を逃さず換気するシステム）です。足元と上部の温度差がほとんど無くて快適でした。特に床はスリッパ無しでも寒くなかったです。隣の部屋とトイレも1種換気が効いているせいかあまり温度差を感じませんでした。サーモグラフで見ても温度差が無いのがわかります。
実はこの今からの家は弊社が採用しているSW工法の仕様になっています。改めてお客様に自信を持ってお勧めできる性能だと再確認しました。
やはりいくら数値や口頭で説明するより体感できると言うことは説得力があります。
今回この施設に来るのは私も初めてでお客様にもご足労頂いたのですが来る価値がありました。
断熱性能はランニングコストとお金には変えられない健康と直結する部分です。初期投資はかかりますが長い目で見ればコストと健康面で得をしますし、後からは性能を上げれない部分になります。建物の見た目ももちろん大切な部分ですが、こういう基本性能があってのデザインだと私は思います。
お付き合いいただいたお客様・LIXIL様ありがとうございました。
