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現地ブログ

技能大会の練習

2024.07.20

こんにちは!山形市の工務店の飯野建築の飯野です!

山形はまだ梅雨が明けず蒸し暑い暑さが続きますが
それよりも熱い気持ちで若い大工さんたちが技能競技大会の練習をしています。
県大会は8/4です。

社長の私から大会に出てくださいとお願いしたわけでもなく、彼らが技術を高めたいという自主性で練習をしています。
私も大工職人出身ですが彼らの想いに心を動かされます。

工務部長の神保は10年以上この大会に出場しており全国大会で賞を取ったこともあるベテランです。
今度は20代の若い大工さんに指導する立場で仕事終わりに熱心に関わっています。

競技の課題は四方転びというものなのですが、簡単に言ってしまうと踏み台です。
何年もこの課題なのですが、毎回脚の角度が微妙に違っていて角度が当日発表されるのでカンニングできないのです。

競技のはじめに原寸図といわれる実寸大の設計図を大きな紙に定規を使って書いていきます。
それに材料をあてがって墨付けといわれる線を材料に写していくのですが、この原寸図がそもそも正確じゃないと仕上がりの制度が悪くなるのです。
線の細さと1㎜も狂わない線の引き方が重要で、しかも時間が限られているので早く書かなくてはなりません。

そして、加工はほとんどノコギリ・カンナ・ノミを使っての手作業になります。
この道具の刃物の切れ味が悪いと話にならないので研ぎは前日に念入りに済ませておきます。なんでも段取り8分ですね!
加工途中に刃物が欠ける可能性もあるので大工さんは道具を何個も持っています(笑)

技術を高めるということはとても地味で泥臭いことの積み重ねで、体に感覚を叩き込まなくてはなりません。
工具の進化と大量生産の世の中ですが、手作業の基本技術を身に着けていてそれらの工具を使うのとそうでないのでは細部の質が違います。

ものづくりが純粋に好きな大工集団がいる事は弊社の誇りです。
それが住宅を通して地域貢献につながりお客様の満足度につながることを私は信じています。

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