施工事例
Case 21
「部分リノベが叶えた、新旧溶け合う和モダンな家」
山形市
伝統的な日本家屋の1階を、現代的な和モダンスタイルに部分リノベーション。贅沢な格天井や三間続きの和室は残し、主となる居住スペースのみ部分断熱、間取り替えを行った。
従来のダイニングキッチンとボイラー室は、リビングダイニングキッチンに間取り替え。壁付けだったキッチンは対面式に変更し、新たにパントリーを設けた。
パントリーには勝手口を設置。床の一部を土間仕様にすることで、収穫した農作物をそのまま収納できる。
洗面脱衣室とウォークインクローゼットの間にはサンルームをプラン。コンパクトな洗濯動線を確立した。
主寝室の一角には、奥様がお使いの鏡台を置くスペースを設計。壁面には造作の飾り棚を設けた。置きたいもの、飾りたいものに合わせて設計を行えるのも自由設計の魅力である。
今回手を加えていないスペースには、現代では入手が難しいけやきが装飾された壁や、彫刻が美しい欄間がある。一部和のテイストを残しつつ洋室に作り替えた部屋もあり、リノベーションでしか成しえない新旧が溶け合う贅沢な空間に仕上がった。
築40年の住宅に新たな価値が生まれ、これからまた新しい歴史が刻まれていく。今後ライフスタイルの変化に合わせて必要な部分を必要に応じてリノベーションしていくという選択もできるだろう。まさしく新しい暮らしの提案である。